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だらだら思いつくままに香港フィルのコンサートの感想を書いています
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ラヴェル; クープランの墓
ショパン;ピアノ協奏曲第2番
ブラームス(シェーンベルグ編); ピアノ五重奏曲
ピアノ; エマヌエル・アックス
指揮; エド・デ・ワールト



2007/2008のシーズンをエドがHKPOを指揮するのはこのプロが最後で
次回は2008/2009のシーズンがスタートする9月までお預け。
今日のプロですが、なんか全然脈絡のない曲ばかり集めたな、
って最初はそう思ったのですが、聴きながら肝心なことに気付きました。
それがタイトルに書いたオーケストレーション
ラヴェルの曲はそもそも自身がピアノ作品として書かれたものを
管弦楽版に編曲、そしてブラームスの作品の方はは管弦楽イジリが
好きなシェーンベルグ(オケ版を室内楽版なんかに編曲するし、彼って)に
よる管弦楽版編曲。
じゃショパンは?って。ショパンはピアノ作品は素晴らしいものが多いけど、
協奏曲(1番も2番も)やアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズのように、
管弦楽が絡む作品はどうも?ってなっちゃう。
そういうオーケストラ作品の面白さをこのプログラムで紹介したかったのでは?と思います。

さてコンサートについてですが、3曲の中でとりわけクープランの墓がよかったなぁ。
実にデリカシーに富んでいて、曲のセンテンスがとても丁寧でノーブル。
音色は淡く、原色っぽい毒々しさは微塵も感じられず。それでいて慎重すぎて
萎縮した部分は全く無し。久々にラヴェルらしいラヴェルを聴かせてもらいました。

次のショパンのコンチェルトですが、何度聴いていてもつまらない作品ですね。
ピアノの付け足しにオケがいるって感じ。それは作曲上の問題だと思う。
同じような作品ではパガニーニのヴァイオリン協奏曲もそう。
ピアノを弾いたアックスですが、もうちょっとダイナミックさが
あってもいいんじゃないかな、って思った。
体格の割にはアックス君は気が弱いのか?

ブラームスのピアノ五重奏曲ですが、この作品って徹頭徹尾シェーンベルグ色の
作品だと何度聴いてもそう思う。ちょっと編曲に張り切りすぎたんじゃ?
3楽章以降の旋律はシェーンベルグがあまりに緻密に編曲したおかげで
かえって元々の作品のよさを壊しちゃったと思う。

=mixiに香港フィルのコミュを立ち上げています。是非ご参加ください!=

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