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だらだら思いつくままに香港フィルのコンサートの感想を書いています
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ブラームス: ハンガリア舞曲(3曲) ヴァイオリン協奏曲 
バルトーク: 管弦楽のための協奏曲 
指揮: 張弦(Zhang Xian) 
ヴァイオリン: ヴィクトリア・ムローヴァ 

昨年の2007/2008のグランドフィナーレはアサートンのショスタコSym.7で派手に終わらせましたが、今回の2008/2009のグランドフィナーレは女流中国人指揮者張弦でバルトークの管弦楽のための協奏曲で〆。張弦は2007年に衝撃的な香港フィルとのデビュー演奏を繰り広げた指揮者。 

まずはブラームスのハンガリア舞曲から3曲。いきなりビックリです。なんという流麗なそして力強い演奏なんですか!完全に作品を、そしてオケを彼女は手中におさめています。チェリが来日公演で何度かアンコールでハンガリー舞曲を演奏しましたが、その当時の衝撃を彷彿させる演奏でした。 

2曲目はブラームスのヴァイオリン協奏曲、ヴァイオリンはムローヴァ。勿論名前は知っているけど、LPやCD、放送でも恐らく聴いたことがないんです。はっきり言って、可もなく不可もなくという当たり障りのない演奏っていう感じでした。演奏を聴きながら、昨年五嶋みどりが演奏した同じブラームスのヴァイオリン協奏曲のとんでもない名演奏を思い出しました。http://hkpo.blog.shinobi.jp/Entry/274/ 完全に役者が違うね、ムローヴァとみどりだと。張弦の見事なサポートがありながら、主役がこれだから、せっかくのブラームスも印象薄・・・。 

メインのバルトーク。もう声も出ませんでした。もの凄い緊張感、そして心地よい開放感。Concerto for Orchestraという題名が何故バルトークが付けたのかを紐解いてくれるような演奏でした。奏でられる楽器それぞれが協奏曲のように奏で、オケがソロ楽器をサポート。そのソロ楽器はオケ側に戻り、また違うソロ楽器が協奏曲のように奏でる。そして全体が完成されていく、というのがこの作品だったのですね。聞き慣れたと思っていたこの作品の真価が張弦の演奏で初めて発見することが出来た、そんな素晴らしい演奏でした。 

張弦はかつてニューヨークフィルのアシスタント指揮者でしたが、現在はイタリアのジュゼッペヴェルディミラノ交響楽団の音楽監督を2009年のシーズンからつとめることになりました。
http://www.laverdi.org/english/index.php 

香港フィルを是非是非また指揮をして欲しい指揮者です。そして間違いなく僕がもっとも評価する若手指揮者(彼女は現在36歳)です。 

なお張弦がインディアナポリスSOを指揮した演奏会がオンデマンド配信しています。 曲はベートーヴェンのSym.4。 これも見事な演奏です! http://www.instantencore.com/music/details.aspx?PId=5028246


=mixiに香港フィルのコミュを立ち上げています。是非ご参加ください!=

 

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