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だらだら思いつくままに香港フィルのコンサートの感想を書いています
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ファリャ:「はかなき人生」より前奏曲とダンス
シャブリエ: エスパーニャ
ファリャ: スペインの庭園の夜
ドビュッシー:映像より「イベリア」
ラヴェル: ボレロ
指揮: ルー・ジア
ピアノ: ハヴィエル・ペリアネス

最初から最後までスペイン、スペイン、スペイン!しかし指揮者は上海生まれの中国人ルー・ジア。彼は現在スペインのテネリフェ交響楽団の音楽監督、スペインの香りをいっぱい吸いながら音楽作りをしていることで、このようなプログラムを選んだのか、と思います。

まず最初はファリャの「はかなき人生」。この曲は”洗練されたこてこてスペイン音楽”ってイメージがぼくにはありますが、この手の作品はやはりお国のオケと指揮者じゃなきゃ、厳しいとこがあるでしょうね。ルー・ジアはかなりこの曲のこてこて感を作り上げたけど、さすがにHKPOにはちょっと難しいかな。しかし旋律の綾の細やかさや、ダイナミックさ、小気味よさはなかなかのもの。次のシャブリエもHKPOはなかなかの熱演だったけど、やはりいわゆる”お国もの”という何かが、どこか欠けている。ぼくは「大抵の日本人だったら童謡”さくら”(さくらぁ~♪ さくらぁ~♪)を同じような節回しで難なくみんな歌える。一方ものすごく日本語が達者な外人でも、なかなか”さくら”を日本っぽくは歌えない。これが”お国もの”というもの」と例えます。「スペインの庭園の夜」ですが、この曲はぼくは何かちょっと不得意、というかよく判らないです、何回聴いても。ピアニストはスペイン人でしたが、なにしろ曲に対する共感がぼくには無いのか、どうも印象が薄かったです。

ドビュッシーの「イベリア」、この作品はなんてたって1980年4月27日チェリビダッケ指揮ロンドン交響楽団で聴いた印象があまりに強烈で、未だにその呪縛から解かれていません。でもルー・ジアの演奏はこのチェリの演奏を彷彿させるような素晴らしい演奏でした。とにかく音楽のコントロールが実に見事。それでいて、無意味な緊張感や演出が全くない。ファリャやシャブリエと違い、ドビュッシーはフランスから見たスペイン、冒頭から書いている”お国もの”ではないので、スペインに対する表現が幾分客観的であるためか、HKPOの演奏に違和感は感じませんでした。

最後はご存知ボレロ。HKPOのオケのレベルの高さ、そして指揮者の音楽性の高さをまざまざと見せつけるような演奏でした。HKPOで何度かボレロを演奏しましたが、今までで一番良かったんじゃないかなあ。3年前にエド指揮の素晴らしいボレロを身内受けのお遊戯ダンスでぶちこわされた演奏会ってのもありましたが。

さてルー・ジアですが、2009/2010シーズンもまたHKPOに登場します。

2010年1月23-24日
マルケスの”ダンス”、モーツァルトの序曲”魔笛”、フルート&ハープ協奏曲、ヒナステラのハープ協奏曲、コープランドの”アパラチアの春”、バーンスタインの”ウエストサイド物語”シンフォニックダンス

2010年1月29-30日
ラフマニノフの交響詩”ロスティスラフ王子”、ピアノ協奏曲第1番、”パガニーニの主題による変奏曲”、カプリッチョ・ボヘミアン

もう来年の彼のHKPO来訪が楽しみです。

なおこてこてスペインを堪能したい方はここをどうぞ。

=mixiに香港フィルのコミュを立ち上げています。是非ご参加ください!=

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