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だらだら思いつくままに香港フィルのコンサートの感想を書いています
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半導体商人
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1996年より香港在住です
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香港フィルの今シーズンは9月中旬に演奏会形式の”エレクトラ”に始まったんですが、あいにく行けずじまいで今日のトゥーランドットがぼくにとっては2005年のシーズンの始まり。でもこの演奏会はオペラ・香港ってのが主催で、そのバックを香港フィルが演奏したので、オケの定期演奏ではありません。でもエレクトラと違ってれっきとした舞台形式。トゥーランドットはボエームとトスカと共にぼくが一番好きなオペラなんで、楽しみに見(聴き)に行きました。

オープニングは北京の故宮正門を模した舞台装置。原作の舞台を忠実に表現してくれてまずは満足。最近の演出は近未来になったり、とんでもない装置でビックリさせてくれるのも多いですが、ぼくはオーソドックスな演出が好きですね。Califを歌ったジョン・ホートン・マレイ(John Horton Murray)は丁寧に歌ってくれるけど、ちょっと声量と迫力不足かな。一方リュウを演じたロシア歌手オルガ・チェルニシェヴァ(Olga Chernisheva)はなかなかのもの。3幕のリュウが自決するシーン、思わず泣いちゃいました。それにしてもあのシーンは本当に切ないですよね。今回の演出はトゥーランドットの髪飾りをリュウが奪って、それで自決をしました。ゼッフィレルリが演出したメトのDVD(レヴァイン指揮)は兵士の剣を奪って自決するものだったけど、恋敵のトーゥランドットの髪飾りで自決し、カリフへの想いを永遠のものにするっというのはなかなかの演出。またリュウが亡くなったあとカリフが近づいた時、カリフの父ティムールが払いのけるようにして、カリフが接近するのを拒んだとこ、これは心憎かったなぁ。一方ケッサクだったシーン、場面場面でしばしば登場するクンフー(功夫)のアクション、そして大笑いしたのはトゥーランドットが3つの謎掛けをしたあと、カリフが回答をすると、彼女の臣下が「希望」「血」「トゥーランドット(漢字で)」と書かれた書き物を皇帝や市民、そして聴衆に見せるとこ。「はい、カリフさん、ずばり正解ぃー!」みたいで、観客もここは大笑い(漢字が分からない西洋人等除)。

そんなトゥーランドットでしたが、全体として照明や舞台装置のデザインも、作品とちゃんと馴染んでいて、やはり中国が舞台である演出は、中国(香港)の人がすると、無理がなくていいですね。

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