忍者ブログ
だらだら思いつくままに香港フィルのコンサートの感想を書いています
 カレンダー 
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
 フリーエリア 
 最新CM 
[10/26 ばってん]
[10/25 madame okami]
[06/07 ばってん]
[05/26 Kentaro]
 最新TB 
 プロフィール 
HN:
ばってん
性別:
男性
職業:
半導体商人
自己紹介:
1996年より香港在住です
 バーコード 
 ブログ内検索 
 カウンター 
[48]  [47]  [46]  [45]  [44]  [43]  [42]  [41]  [52]  [40]  [39
 [PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2006/2007のグランドフィナーレとなるコンサート、
指揮者はアンドレイボレイコ、Vnはジョシア・ベルで
リトアニアの作曲家ヴァウクスの「痛みの音楽」
(プログラムには「悲しみの音楽」とあるけど、
 dolorosa=痛みという意味なんだけどなぁ)、
チャイコのVnコンチェルト、プロコのSym.5。
一曲目の「痛みの音楽」、ヴァスクス自身がこう語っています。
”これは最も悲劇的な作品です。たった一つの楽天主義も
 希望もありません。あるのは痛みだけ”。
作品の背景にはバルト三国に対する旧ソヴィエトの圧政に
ついて描かれています。
弦楽だけで演奏される作品、悲痛な叫びや慟哭が巧みに表現が
されていたなぁ。ちょっとマーラーSym.10のアダージョや
バーバーのアダージョに影響されたかな?ってとこもあった
けど。それにしてもこの手の弦が主体の作品はHKPOが
もっとも苦手なはずだったのに、いい演奏だったわ。
この作品をちょい聴きするなかこちら。

2曲目のチャイコのVn協奏曲。最初から最後迄ジョシア・ベルで
尽くされたって印象。とにかく腰をクネクネして弾くから、
いいとも青年隊当時の羽賀研二を思い出したわ。
ベルのファンには、クネクネ腰を振られ、dolceな音楽を
奏でてくれるんで、もうたまんないだろうけど、
横でアベックがいちゃいちゃしててうっとうしいなって印象。
でも彼のサウンドは特に高音が美音ですね、すーーーっと
昇ってくるよう(わかるかな?)。

最後はプロコの5番。レニー&IPO、チェリ&ミュンヘンPOと
いう強烈な演奏(LPやCD)で聴いて刷り込みをされているので
果たしてどうなるかと・・・。

指揮者のボレイコ、ニュアンスや旋律の絡みとかをとても
大事にする指揮者だなぁ。そしてやっぱりロシアの血が
騒ぐのか、ダイナミックに鳴らす時はドッシンドッシンと
聴かせてくれますね、Bravo!CDでショスタコのSym.4や
マーラーSym.3を聴いてて、「これはなかなかの指揮者に
違いない」と感じていたけど、期待以上でした。
またHKPOに来てほしいな。エドとはまた全然違うタイプの
指揮者だし、なんか彼の指揮だとHKPOにはカンフル剤に
なるような気がした。

あーあ、2006/2007のシーズンはこれで終わり。
9月の2007/2008シーズン迄待ち遠しいなぁ。

=mixiに香港フィルのコミュを立ち上げています。是非ご参加ください!=

拍手

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:

Template by ららららいふ / Material by 素材くん「無料WEB素材屋」

忍者ブログ [PR]