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だらだら思いつくままに香港フィルのコンサートの感想を書いています
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1996年より香港在住です
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チャイコフスキー; ピアノ協奏曲、交響曲6番
指揮; ジャンルイジ・ジェルメッティ
ピアノ; シモン・トレプチェスキー

香港の夏は5月頃から始まって10月位まで続く。ここでいう夏というのは、
日本に住んでいる方が感じるいわゆる”夏”。
日本より暑いところに住んでいる方は「へっ、この程度では
暑いって言わないの!」って反発するだろうし、涼しいとことか
寒い地域に住んでいる人なら「うぎゃぁ~暑い!」って叫ぶでしょう。
ちなみに7月の香港の夏、朝晩通して30℃前後、そして何よりも
強烈なのが湿度。だいたい80~95%位、時には湿度99%ってのも。
もう殆どぬるま湯の中!時々70%なんて日はぼくとしては
「カラッとしてんじゃん!」って感じてしまう、それほど暑いんです。

2005/2006のフィナーレを飾るこのコンサート、暑かった!
この日のコンサートの日の気温は34℃、湿度は94%、暑いでしょ。
でもこんなことはこの時期の香港では当たり前。
問題はコンサートホールのエアコンが故障していた!んです。
ロビーには巨大な扇風機がガンガン回っていたけど、
この暑さだから、殆どダメ。まさしく「焼け石に水」状態。

故障が発生したのは昼過ぎ、ホールに着いた晩の7時半の時点でも
まだ復旧作業を行っていました。このあまりの暑さの状況で、
一時はコンサート中止も検討されたそうですが、復旧のメドがたってきたこと、
グランドフィナーレってことで、15 分ほど遅れてコンサート開始。
ホールに入ってみると、うわぁ~暑いよ!んで、
舞台にもでっかい扇風機がブゥ~ンブゥ~ン



演奏に先立ち、事務方のトップMr. Timが「クールな香港フィルが
hotな演奏をさせて頂きます!」と。
楽員は上着を脱ぎ、譜面台には、扇風機の風で楽譜が飛ばないように、
洗濯バサミが用意されていました、なんかス・テ・キ♪

ピアノコンチェルトですが、このブゥ~ン扇風機の雑音で、
細かい音までは聞くことが出来ず、蝋管吹込の復刻盤をホールで
きいているみたい。これはちょっと観衆はもとより、ピアニストもメンバーも
気の毒な状況でしたね、残念。
復刻盤並のサウンドから聞こえてくるピアノを想像するに、
なかなかデリカシーの富んだサウンドを奏でるピアニストと感じました。

コンチェルトを終えたあと、次第にエアコンが効きだし、
若干涼しくなってきたんで、ブゥ~ン扇風機はお役ご免、さようなら~。

後半は悲愴。2005/2006のフィナーレに悲愴なんて何で選ぶの!?って
思っていたけど、曲のタイトルより作品の深淵さ、高いレベルで音楽を
要求する指揮者ジェルメッティ、指揮者の要求に応えるオケ、
その感動を受け入れる観客、それぞれがグランドフィナーレに
ふさわしい形でコンサートを形成していたし、聴き終えてみると、
なるほどこの作品をフィナーレに選んだことが納得できる。

ジェルメッティは先週のマリン同様に以前からナマで聴きたくて
しょうがない指揮者でした。シュトットガルトRSOのシェフになりたての頃、
来日公演があったのですが、それを聞き逃したこと、そしてぼくが
聞き逃したコンサートを聴いた知り合い全てが、「凄い指揮者だよ!」って
さんざん聞かされていたので。
ジェルメッティとトレプチェスキー、次回は万全の状態(本人の責任じゃ
ないんですけどね、このハプニングは)で聴きたいです。で、

長いようで短かった2005/2006シーズンは終わり。
2006/2007シーズンも好き勝手に書きなぐりますヨ!

=mixiに香港フィルのコミュを立ち上げています。是非ご参加ください!=

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