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だらだら思いつくままに香港フィルのコンサートの感想を書いています
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香港フィルの2005/2006のシーズンまではちゃんと聴いたあと、
ここに書いていたんだけど、2006/2007のシーズンはすっかりさぼりまくり。
まぁ印象深い演奏会が目白押しだったんで、いつでも書けるわなって思ってたら、
年を越しちゃった、すんません。

でも今日(02/16)聴いた演奏会はちょっとここに書かせて貰います。
指 揮: エド・デ・ワールト
二 胡; 陳軍
ピアノ: 孫穎迪

曲はあえて中国語で(そっちの方がニュアンスが伝わりやすいでしょうから)
1 《節日序曲》
2 《懷舊》
3 民歌主題組曲:《鬧元宵》、《茉莉花》、《藍花花》
4 《戰馬奔騰》
5 《良宵》
6 《北京喜訊到邊寨》
7 《紅色娘子軍》交響組曲選段:《序曲》、《快樂的女戰士》、《五寸刀舞》
8 《河》鋼琴協奏曲
9 郭文景 - 《禦風萬里》

1は英語ではFESTIVAL OVERTUREって付けられているように
ショスタコの祝典序曲そっくり。旋律はさすがに中国風だけど、ここでブラス、
ここで弦楽器、ここで打楽器、そしてフィナーレは金管が高らかに鳴るってのが
すべてショスタコの祝典序曲の展開と同じ。中国ではクラシック作品の作曲までコピーかよ!

2は1929年に共産化される前の上海を描いた作品。共産化された中国では
550年あまりも演奏を許されず、80年代になって漸く再び演奏されたそうです。
作品自体はR.シュトラウスの「メタモルフォーゼン」の出来損ない、って感じのもの。

3はにぎやかな典型的なコテコテ中国!って作品。あぁこりゃこりゃ♪風です。

4は二胡の超絶技巧を楽しむ作品。しかしそれがどうかしたの?って感じ。

5は4とはうって変わって二胡の音をしみじみぃって楽しむ作品。これは気に入ったなぁ。

で前半終了。なんか雲呑麺が食べたくなりました。

さて後半。
6の意味は「北京からいい知らせ」。なんか恋物語かサクセスストーリーか
何かと思ったら、「四人組が失脚したぞ!」がいい知らせだって。
まぁ文革でエラい事に中国全土がなっていたので、そうかも知れないけど、
何でもかんでも「四人組」のせいにしていたもんね。
当時(30年程前)、ぼくは北京放送の短波放送(日本語)を聴いていたんだけど
(BCLって知っている?海外短波放送を聴くのがはやっていたんよ)、
あれもこれも四人組のせいだ!って北京放送でヒステリックに何度も何度も言っていた。
中学生だったぼくは、「へえそんなに四人組って悪い奴らだったんだ」って信じ込んでいた。

7はその「四人組」の一人江青(ご存知毛澤東の奥さん)が大きく関係した
革命バレエ「紅色娘子軍」交響組曲。文革時代はこの革命バレエ「紅色娘子軍」、
舞台芸音楽「白毛女」、そして次の「黄河」しか管弦楽を演奏する事が許されていなかった。
 
「北京からいい知らせ」を演奏したあとで、四人組の張本人である江青が
関係する作品を取り上げるのは、何とも心憎い。「本当に四人組ばっかりが悪いの?
じゃこの作品の存在意義は?」ってなんかプログラミングを通じて、
聞き手に問いかけているような感じ。

8はご存知「黄河」ピアノ協奏曲。ぼくはこの作品を”世紀の駄作”と呼んでいる。
がちゃがちゃピアノとオケが鳴っているだけ、おまけに3楽章では
中国国歌義勇軍行進曲の冒頭は出てくるわ4楽章では毛澤東を讃える「東方虹」、
極めつけは共産主義のテーマ曲とも言われる”インターナショナル”まで登場。

 

思わず4楽章ではぼくは耳を塞いでしまった。ぼくより昔の世代の人は
このインターナショナルを50-60年代に学生・労働者として歌っていたと思う。
共産主義という国家が作り上げた架空の世界にどれだけの人が傷つき命を
落としたかと思うと、香港フィルの熱演にもさすがに拍手はできなかった。
拍手をすることは共産主義を認める事になる、とボクは思ったんで。

で、最後の9。これだけ作曲家名を書いたのは、エドデワールト&香港フィルの
お披露目公演の際にこの作曲家の作品を取り上げたからです。
今日の作品は香港の中国返還に際して作曲されたもの。
返還自体はぼくはちっとも嬉しくないのですが、作品自体は
とても夢に満ちあふれた感じで、香港の前向きさ、良くも悪くも
クヨクヨしないところが現れていました。
そしてこの曲だけが全く中国政府の関与を受けていない作品。

一晩でなんか共産主義国家中華人民共和国の姿を垣間見たような気がします。
そして教条主義に共産主義が走ると、こうも硬直した文化しか生まれてこないのかと。
芸術はやはり絶対的に自由な環境に有るべきです!

=mixiに香港フィルのコミュを立ち上げています。是非ご参加ください!=

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